わんちゃんのトリミングをする際にもつれがある場合、その部分を切ってしまうかスリッカーなど用いてもつれをとっていくことなります。
この“もつれ”をなくしていく工程では多少なりともわんちゃんの皮膚に負担がかかってしまいますが、この“もつれ”を放っておくとリスクがあります。
抜けてなくなるはずの毛が、他の毛に絡まり、皮膚にとどまっている状態です。
そのため皮膚の通気性が悪くなります。毛が皮膚の上にとどまり、蒸れることで炎症や皮膚疾患につながる可能性があります。
- 蒸れて皮膚の炎症につながる
- もつれを定期的にほぐしておかなければ、もつれが取れなくなる
- もつれが酷い場合はカットするしか選択肢がなく、カットスタイルに影響が出る
- スリッカーなどでもつれをほぐす際に皮膚に負担がかかる
1.まずは、わんちゃんをしっかりと洗います。
≪汚れがしっかり落ちた状態ですともつれが取れやすくなります、反対に汚れが落とせていないともつれは取れません≫
正しいシャンプーでしっかり汚れを落としてあげれば、それだけでもつれがとれる場合もあります。これは、もつれ部分にとどまって絡まっていた毛が、濡れる事で動きやすくなるからです。
トリミング前のシャンプーはとても重要ですので丁寧に行います。
2. その後はトリートメントを行います 。
その後はトリートメントを行います、シャンプーにもしっかりと皮膚や被毛を保湿、保護する成分が含まれたものを使っていますが、こちらのトリートメントはワンちゃんの皮膚や被毛より良い状態にするのに大切です。
≪&GRACE姫路で扱っているトリートメントは、皮膚や被毛の保湿と保護をしっかりと行いつつも、毛がべたっとせず、しっかりと立ち上がる手助けをしてくれるものを選んでおりますので、もつれに対しても良い影響を与えます。また、わんちゃんの毛がふんわりとした感じに仕上がります。
3.わんちゃんにタオルをまいてクールダウン
4.ドライヤーをします
ドライヤーをしてあげる時も“ただ乾かす”のではなくもつれを、ドライヤーの段階で限りなくゼロに近づけるように、乾かしていきます。具体的には、さきほどのシャンプーでもつれの下や周りにあった「抜けて絡まっていた毛」がなくなり、皮膚ともつれの間に隙間が出来ているので、そこにしっかりと風を当ててもつれをほぐしていきます。
このような感じで大変丁寧な工程を経て、もつれをほぐしていきます。簡単にとれるものは良いのですが、頑固に固まってしまったものなどは、スリッカーというピンを、「もつれ」と「もつれ」の間に入れてほぐしていきます。
構造上、トリマーがどんなに丁寧に行っても、“もつれ”をとるときは皮膚が引っ張られてしまったり、スリッカーの先がわんちゃんの皮膚にあたってしまったりします。
どんなに器用なトリマーでも、熟練の技があっても、もつれをとるには、わんちゃんも皮膚への負担はゼロには出来ません。
ですので&GRACE姫路では、飼い主がご希望の場合は「正しいブラッシング方法」をお伝えさせていただいております。
正しいブラッシングでわんちゃんと飼い主のスキンシップを、そしてもつれのなるべく少ない状態で来店していただき、一匹一匹のわんちゃんにより快適にトリミングを受けて頂きたい。と考えております。
様々な事柄でお忙しい飼い主様もいらっしゃるかとは思いますので、トリミングサロンにマメに通って頂く事も一つの方法かと思います。
&GRACE姫路ではそんな方に、費用負担を少なく沢山トリミングやシャンプーに通っていただくために、またわんちゃんにトリミングサロンに慣れていただくために『月額定額制』の料金システムもご用意しております。
ご相談いただけたらと思います。
わんちゃんの毎日がより快適なものになるよう、&GRACE姫路ではワンちゃんの健康や食事などについてアメブロやHP内の記事で発信を行っています。